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2015年11月 JR琴似駅直結空中歩廊を元気にするプロジェクト開始。

(目的)総延長1Kmを超えた空中歩廊を、以下の目的の室内通路空間にする。

 1.空中歩廊をもっと明るく、賑わいのある空間にする。
 2.外部の人にはわかりやすく、近郊の方々には親しみのある通路とする。
 3.空中歩廊から色々な情報発信、地域住民のコミュニティポイントにする。

(概要)「コトニ元気プロジェクト:空中歩廊チーム」の経緯

 JR琴似駅に直結した空中歩廊は、20年以上の長期間の再開発事業によって、総延長1Kmを超える2Fレベルの室内通路となり、この空中歩廊に直結するマンションは、総戸数約1200戸になりました。しかし、便利な室内通路である反面、長くなった所以の分かり難さ、長い通路であるが故の殺風景さが、指摘されてきました。

 そこで、地場企業である株式会社コーポレーション・ミヤと同じ西区で広告を手掛ける畑本印刷株式会社、札幌市内でサイン計画に多くの実績を有する札幌市立大学が、”この空中歩廊を楽しい空間に!”というコンセプトでチームを発足しました。

 カタカナのコトニは、現在の琴似ではなく、旧琴似町(琴似、宮の森、二十四軒、八軒、山の手、発寒、新発寒、小別沢、新川、新琴似、屯田、盤渓など)を含む地域全体を元気にするという意味で表現しています。シンボルマークには空中歩廊のイメージにより、空を飛ぶ北海道に馴染み深い7種類の動物キャラクター(アカゲラ、エトピリカ、エゾモモンガ、タンチョウ、ハクチョウ、エゾシマフクロウ、オジロワシ)を設定しています。JR駅から遠方になるに従って、原色から中間色へ、生態系の下位から上位へというコンセプトで配置しました。



 プロジェクトに参画頂いた札幌市立大学デザイン学部の柿山浩一郎准教授と学生たちのご提案(①統一感のある見やすい空中歩廊全体地図の作成、②間違えやすい交差点に覚えやすい親しみのあるシンボルマーク(動物キャラクター)を設定、③空中歩廊の中間地点に、デジタルサイネージによる情報発信基地(琴似元気サイネージ)を設ける)に基づいて空中歩廊をリニューアルしました。今後、デジタルサイネージは、地域住民のオアシス的なコニュニティポイントとなるよう、コトニ情報の発信をしていきます。